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2022/12/26 15:25

こんにちは!

心斎橋PARCO店  関です!

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このブログは普段店頭でお話しさせて頂く商品のディティールやブランドの背景・文脈を、元ヴィンテージバイヤーという視点からより掘り上げてご紹介させて頂く内容となっております。

ブログを読んで頂いて、より一層AYINが取り扱っているブランドへのご興味を深めて頂けたら嬉しいです!


さて今回はZAC VARGASの真骨頂、VINTAGE リメイクシリーズ について!





ZAC VARGASと言えばVINATGEカルチャーの聖地、アメリカ・ロサンゼルスを拠点にVINTAGEバイヤーをしていた経験を基に展開しているブランドですが、通常の量産品(と言っても数は少ないですが)のラインとは別で展開している1点もののラインがあります。

VINTAGEのボディを使用し彼が手を加え全く新しいものへと昇華させ生まれ変わらせるアイテムは存在感はもちろん、手にした方は

「世界に1つしかない」というスペシャリティを感じることが出来ます!





そこで今回お話したいのは、見た目の特徴は一旦置いておいて(笑)
使用しているボディについてお話したいと思います。











上記3タイプに共通するのは、
1)ミリタリーヘビーアウターである
2)ブラック
3)製造は90年代~
の3項目です!

まずは1)ミリタリーヘビーアウターである という点について
このブログを読んで頂いている方はご存知だと思いますが、US ARMYが使用していたフライトジャケットで一番有名且つ、ファッションシーンに多大な影響を与えたであろう名作MA-1
上で写真で紹介している1つ目と3つ目のジャケットはそのMA-1です!

1)を読んで 2)ブラック に違和感を感じた方は服マニア1歩手前です(笑)
US ARMY ということは当然戦争時に使用するジャケットで、その見た目のカラーも敵を欺く必要性がありました。
なので森林地帯でも見つかりにくいカーキを採用しており、実際のミリタリー服はカーキのものが殆ど。

見つかりにくいなら黒の方が良いんちゃうん??と思ったあなた!!
鋭いですねー(笑)

けど黒を採用しなかったのには理由がありまして、以前のBLOGでも少し触れましたがアメリカにおける黒というカラーは、
死・教会
などを連想させる色なんです。
そういった理由で黒を使用した服はスポーツやミリタリー、アウトドアでも使用されることはありませんでした。

3)製造は90年代~が関係して来るのがここから!!
ではなぜ黒のMA-1やN-3B(画像2つ目)が存在するの??
という疑問が湧いてきますよね!

1980年代以降、特にコムデギャルソン・ヨウジヤマモトがパリでセンセーショナルなデビュー以降、それまでタブー視されていた
黒が、カッコ良い!! いけてる!! となって一気に広まりました。

その過程で製造されたのが、民間企業によるカラーもののミリタリージャケットです。

アメリカ中を探せば様々なカラーのミリタリーアウターを目にすることがありますが、
・サイズ良し
・雰囲気良し
・黒
が本当に見つかりません!
カーキは死ぬほどありますが(笑)

今から30年前に製造され、上記3つのポイントを満たしたボディに、ZAC VARGASのパンク・ロックマインドを追加した
これらのジャケットはまさにスペシャルなアイテムです。

店頭で是非直接ご覧になって見てください。