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2022/11/05 15:40
こんにちは!
心斎橋PARCO店 関です!
このブログは普段店頭でお話しさせて頂く商品のディティールやブランドの背景・文脈を、元ヴィンテージバイヤーという視点からより掘り上げてご紹介させて頂く内容となっております。
ブログを読んで頂いて、より一層AYINが取り扱っているブランドへのご興味を深めて頂けたら嬉しいです!
今回はお題の通り、SAINT MICHAELを見てもらう上でお勧めのポイント5つ をご紹介させて頂きます!

以下目次です。
こだわりポイント① 【縫製編】
こだわりポイント② 【色落ち編】
こだわりポイント③ 【プリント編】
こだわりポイント④ 【ボディ編】
こだわりポイント⑤ 【タグ編】
まずはこちらから!!
こだわりポイント① 【縫製編】
フラットシーマと呼ばれる縫い方で、特徴的なのはその見た目です。
フラット=平面 そのままの意味で縫い目が立体的ではない縫い方ですね。
4本針、2本針 要はミシンの規格によって使い分けるのですが、フラットシーマの方がVINTAGE感が圧倒的に演出できます。
VINTAGEと呼ばれるスウェットは全部フラットなの?
に対しての答えは「NO!!」です(笑)
50年代〜60年代のスウェットには肩周りは4本、袖口は2本針といったものも存在します。
要はその当時のものは例外なく時代の変化・技術の変化の影響を受けるが、「古き良きディティール」への敬意は変わらないという
事ですね!!
こだわりポイント② 【色落ち編】
お次は色落ち。
SAINTの製品のうちそれが一番わかりやすいのがBLACKでしょう。

左:50年代 CHAMPION カレッジスウェット
右:SAINT MICHAEL
SM-A22-0000-051/DT_HOODIE/HOLY GRAIL/BLK
VINTAGEものの多くはダメージ、もしくは色落ちをしておりそれがアジとして評価される世界なのですが、その色落ちの加工具合って
加減が非常に難しいんです。
特に黒は.... その証拠に黒のそういった製品はあんまり見かけなくないですか?? グレイやオフホワイト、ベージュ、ネイビーなどはあっても。
黒を色落ちさせようとすると、のペーーーっと全体的に薄くなっちゃうだけでそのアジの雰囲気が出しにくいんですねこれが。
VINTAGEのそれは、アメリカの気候・洗濯機の規格・水質など条件が揃っていて初めて自然に生まれる格好良さなんです。
西海岸の強すぎる日光浴びまくってたとか(笑)
余談ですが、真夏のベガスは引くほど暑いです!
絶対行かへん方が良い(笑)
話が逸れましたが、特に加工が難しいとされるBLACKの色落ち(フェード加工)に着手し、それをこのレベルで実現・大量生産できる工程を作った というのが凄いです!!
こだわりポイント③ 【プリント編】
3つ目はプリント編!!
SAINTと言えばフェルトでしょう!!(個人的に 笑)

左:1930年代 VINTAGE フェルトスウェット
右:SAINT MICHAEL
SM-S22-0000-041HOODIEFELT GREEN
このフェルト地をカットして縫い付けるデザインのもの(フェルトレタリング)は1930年~40年代のものに見られ、ヴィンテージスウェットの中でも大変希少なものとしてオリジナルのものであればかなり高額で取引きされます。
要は水性インクでのプリント技術が無かった時代のものですね。
ではその水性インクはいつ頃から登場するのかと言いますと、1940年代以降になります。
俗に言う【染み込みプリント】と呼ばれるあれですね!
染み込みプリントか否か、という点がヴィンテージかどうかの判断基準にもなりますし、何より風合いがカッコいいです。
この染み込みプリントは1970年代頃まで見受けられます。
この後に出てくる技術が油性ラバープリントです。 着込んでいくとひび割れていくあれですね!
ひび割れる加工のスウェット
STT_SWT SH_STTRS LG
フェルトが使われている時代のスウェットは、大学などで使用されていた運動着でした。
なので、その多くはカレッジプリントと言われるデザインです。

これはSAINTのバックのデザインなのですが、文字配列のデザインがカレッジのイメージとは違いませんか??
欧米のお墓にかなり近いと思います。
お墓→神様→キリスト→聖人
お墓や宗教的なデザインの多くはパンクやロックのイメージしませんか?
カレッジはその逆で、音楽で言えばポップスかな?(笑)
何が言いたいかといいますと、イメージのかけ離れたカレッジとパンクロックを融合したかの様なデザインが素晴らしい!!
という事です!
ここまでで既に長文なので、残りの2つ
こだわりポイント④ 【ボディ編】
こだわりポイント⑤ 【タグ編】
は11月19日に更新しますね!!
最後にちょっとだけ、、、、
VINTAGEの中でも勿論希少価値によってランクがあります。
分かり易いポイントとしては、
「黒」
です。
アメリカンヴィンテージの殆どはカラーです。
勿論黒を使用したものも存在しますが、黒を使う理由がなかったんですね。
黒という色のイメージは死を連想させ、元気に試合頑張っていきましょーって言うてる大学生がわざわざ自分たちのユニフォーム
で使用するでしょうか?
黒が色んな意味で世間に溶け込んだのは1980年代頃から。
なのでそれ以降のバンドTなどは黒ばっかりなんです。
VINTAGEスウェットの黒 というだけで値段は跳ね上がります。 無地でも!!
【希少価値が高い黒のVINTAGEスウェットを現代の解釈で蘇らせ、ファッショナブルに着れる】
これもSAINT MICHAELの魅力のうちの1つだと思います。